クロムハーツと日本との関係性

1988年に日本上陸したクロムハーツ

1988年にアメリカで誕生したクロムハーツ。わずか2年後の1990年には、日本に上陸しました。クロムハーツ大1号店となったのが、本店がある東京青山…ではなく岩手県にあったセレクトショップになります。
日本に上陸してまだ時間が経っていないにも関わらず、品揃えは世界トップクラス。あまりの充実っぷりに、芸能人まで通っていたという話もありました。

クロムハーツ日本で大ブーム!

日本で本格的にクロムハーツが広がったのは、1991年のこと。新進気鋭のブランドがクロムハーツを取り上げ、代理店としてオープンさせました。新進気鋭ブランドとクロムハーツ創業者は知る仲。ブランドが取り仕切ったイベントに、クロムハーツの創業者が出席したほどです。
翌年の1992年、クロムハーツは日本のセレクトショップと契約を結びました。クロムハーツにとってのアジア進出は、ある意味大博打だったはずです。アメリカで成功しているとはいえ、日本でも成功するとは限りません。そんな大博打にクロムハーツは見事に勝利し、東京を皮切りに日本全国へと店を展開していきました。

当時は斬新すぎた指輪

クロムハーツのアイテムは数多くありますが、中でも絶大な人気を誇るのが指輪でしょう。クロムハーツが日本に上陸する90年代以前において、指輪は女性がするものと相場が決まっていました。上流階級だけに許された特権だったと言っても、過言ではないはずです。
そんな風潮を軽く吹き飛ばしたアイテムこそ、クロムハーツの指輪だったのです。クロムハーツは10代〜20代を中心に大ブームを巻き起こしました。

本当に良いものに流行は関係ない

流行は時が来れば、いつかは廃れるもの。クロムハーツブームが巻き起こったのは、30年前の話です。しかしクロムハーツだけに限っては、30年経った今も流行は続いています。なにせ当時はまだ生まれていなかったであろう、Z世代の間にもクロムハーツは広がっているのです。
本当に良いものに関しては、流行云々は関係ないのかもしれません。今はSNSの発達も相まって、良いものは自然と広まるようになっています。